ここ2日間のライヴを後記する
一緒鍵命 op,5(2013.09.21)
5回目となりました、私主催のライヴ「一緒鍵命」。
各アーティストに私が鍵盤サポートで入らさせて頂くこの趣旨のイベントも気付けば5回目。
すごく充実し、油断を許さない音楽時間を過ごすことが出来たと思っています。
とても楽しかった。
イベントの趣旨に賛同し、参加してくださったアーティストのご紹介。
aro
前回の「一緒鍵命op,4」にも参加してくれたaro。
今回は私の「東京アセスメント」をaro自らがピアノ弾き語りしてくれました。
彼女は私の普段の演奏を知っている分、その形に大分似せようとしてくれました。
それは、普段ギターしか弾いていない彼女にとって、ピアノを猛練習してくれたということで。ありがたい。
一緒させていただいたのは、私の曲のカバーで「スカイクロール」と彼女の曲「UNANA NIGHT」。
「スカイクロール」っていい曲なんだな、と彼女が歌うのを伴奏しながら、思い出しました。
ありがとうございました。
http://aroworld.net/discography/index.html
てんきあめ
小川恭平くんと音楽をするのは久しぶりでした。
知る人ぞ知る彼が組んだ限定ユニットてんきあめ。
ユカさんのボーカルはとても滑らかで、波のようです。
自然体で、ゆっくりと推進と後退を繰り返す歌声はとても好ましいです。
一緒させていただいたのは、「シャッター」「てんきあめ」「またたくま」でした。
やはり「またたくま」は名曲だと思います。
ありがとうございました。
松本裕
ライヴ中は随分失礼しました。
今は自信をもって、松本さんは素晴らしい変態シンガーソングライターだと言うことができます。
初セッションありがとうございました。
計り知れない音楽への執着を前に、敬意をもって弾かさせて頂きました。
やわらかい歌も素敵ですが、「金魚掬い」などの曲にある松本さんの狂気と狂喜が絶妙なバランスで音楽になっているのが大好物でした。
一緒させていただいたのは、「真夏の幽霊」「バター」「stranger」「風の日」「金魚掬い」でした。
「金魚掬い」はいつかカバーさせていただきます。
ありがとうございました。
http://id27.fm-p.jp/26/zedangaia/
中田真由美
中田さんの音楽は一度聴いたら忘れません。
同じコード進行をループするような曲は、譜面から離れて弾いていると、いまどこ?状況によくなりますが、
中田さんの音楽はそれがありません。導かれるようにして音楽が進行していきます。
なんなのでしょうか。
一緒させていただいたのは「スイッチを入れなくてももうすでに音楽は流れてる」「swing with love」「ひなたぼっこ」「兎」「ミタイ」、そして私の曲のカバーで「ゆうやけこやけ」を歌って頂きました。
「ひなたぼっこ」では一体感がとてもありました。
3拍子のワルツ。中田さんとのことなので、それは舞踏会ではなくて、公園や海辺でステップを踏むようなイメージ。ああでもスーフィーダンスなら似合うかも。
フランス映画の音楽のように、どこか神秘的。でもあどけない。幼い訳じゃないのに。笑顔になってしまう音楽。
得体のしれない、シンガーソングライター中田真由美。
ありがとうございました。
http://nakatamayumi.petit.cc//
回を追う毎に私のピアノの切れ味が上がっているのを実感しています。そして体力も向上。
今回のイベントはサポートと最後の私の出演時間を合わせると、合計2時間と10分ほど。
段々ステージ上にあがっている時間が増えてきました。
各アーティストのパフォーマンスをステージ上で身近に感じながら、自分が好きな音楽に没頭できることはとても幸せだし、全ステージがひとつの線でつながっているような感覚で楽しかったです。
良い一日でした。
観に来て下さった方、共演して下さった方、スタッフの皆様。
ありがとうございました。
SPECIAL×SPECIAL (2013.09.22)
宮川鉄平との限定ユニット「天つ風」で出演しました。
私のやりたい鉄平さんの曲と、きっと鉄平さんに似合うだろう、という曲を作曲してみたかった。ということを実現できた日でした。
セットリストを公開します。
1、追い風
2、F
3、夏休みの宿題 (今回のための曲)
4、鉄平さんのインストの曲。タイトルはまだ決まってない、はず。
5、風向き
6、天つ風 (今回のための曲)
「夏休みの宿題」は鉄平さんからは絶対に出てこないだろうな、という曲を作ってみました。面白くできたと思います。
「天つ風」は全体のおおまかな形を私が作り、それを鉄平さんが作り替えることで完成しました。
私個人の話ですが、
私は今日は、こんなすごいシンガーソングライターがいるんだよ!ということを紹介するような気持ちでステージに挑みました。
宮川鉄平さんは本当に不思議な人だなあと思います。
男の中の男の中の男でありながら、
時折触ったら壊れそうな、というか触らせてくれなそうなエネルギーを感じることがあります。
圧倒的なパワーの裏側には何があるのだろう、とその深淵を覗いてみたくなります。
そんなシンガーソングライター宮川鉄平を多くの人に聴いてもらいたい。
そのひとつの形が「天つ風」だったと思います。
鉄平さんは、本当にすごいのです。
対バンの方々も素晴らしかったです。
技術ではなく、人に伝わる音楽を演奏している方々を前に、私なんてまだまだへなちょこだなあと痛感しました。
筋トレして出直しです。
とても楽しい時間でした。
鉄平さんをはじめ、共演者の方々、観に来て下さった方、ありがとうございました。
誘ってくれたタイキさん、ありがとう。
またやります。
いじょう!