私企画ライヴ「一緒鍵命」op.4の後記
私企画のライヴ「一緒鍵命」4回目
無事終了いたしました。
ご来場いただいたお客様。
出演してくださった4組のアーティスト。
川口ライヴスペースCAVALLINOに感謝を。
サポート12曲、ソロ弾き語り4曲。
出演するアーティスト、全組に私が鍵盤サポートで入らさせて頂くというこのイベント趣旨。
小田さんで1曲、有坂さんで3曲。カンパニオで5曲。aroで3曲、演奏させていただきました。
簡単ですがご紹介を。
小田和也さん
「灯火」という曲を演奏させていただくにあたって、私はその歌詞がとても印象的でした。
この曲が小田さんの実体験としてかどうかは全く問題ではなく、
さわやかなイケメンである小田さんが、この歌を歌うということの、なんといいますか、人間性といいますか、その二律背反といいますか。
私はそこに小田さんの魅力を感じました。
消えないようにと願ってしまう勢いと、彼が似合うと言ってしまうその引き。
このプラスマイナスを、極端に弾かさせて頂きました。
とあるライヴハウスでお会いして以来、初対バンでしたが、出演を快く引き受けて下さり、本当にありがとうございました。
http://ameblo.jp/odakazuya2013/
有坂ともよさん
私企画に出て頂くのは2度目。
今回の私の任務としては、彼女の変態性をどこまで強調できるか、というところでした。
中でも「浮気」は、会場中の誰か数人が、
「この2人、実は本当に浮気しているんじゃないの?」
と勘違いしてくれることを狙いにしていました。
が、とあるお客様から、
「あれは浮気じゃなくて、本気だった」
という言葉を頂きました。冥利です。
ジャズは難しいけれど、シンクロした時の快感は、他のジャンルにはないものがあります。
アメリカ、生きて帰って来て欲しい。
http://ameblo.jp/arisakatomoyo/
カンパニオのお二人
今日は言葉ではなく、音楽で多くのことを伝えたいといった導入のライヴでした。
そして曲を重ねる毎に、会場がみるみる笑顔になっていくのをステージ上から観ていて、
彼らの音楽は人を笑顔にすることにおいて、他のアーティストには真似出来ないエネルギーがあると思っています。
「たぶん、へぶん」は私の知る限りのカンパニオの曲の中で、一番私が好きな曲です。
今回、こちらからお願いする形で弾かさせて頂きました。
前述のように、カンパニオは人を笑顔にするアーティストです。
しかし「たぶん、へぶん」は心の暗い部分が強調された歌です。
早口でまくしたてるような歌い方も、叫ぶような高音も、
人が誰しもが持っている、闇のような、暗い部分を代弁するかのような歌。
これもまた、彼らなりの、聴いている人を笑顔にする方法なのかな、と思います。
http://koheyhey.aikotoba.jp/pc_index.html
aroさん
前日の21時。
「新しい曲ができた。明日その曲を歌うので、その曲をサポートして欲しい」
とメールが着ました。
私とaroが出会ってから4年と5ヶ月と20日だそうです。
彼女は出会った当時も今も、自身の琴線に触れた出来事や、日常の感情をすぐに歌に変えるシンガーソングライターでした。
つまり、彼女が作った歌が、そのまま彼女が生きている証ということになります。
私は彼女の歌を弾くときは、出来るだけ生々しく弾き、歌に生命力を与えたいと考えています。
そうすることで、歌が力を得て、勝手に歩き回り、聴いている人の更に奥へと進んでいければと願っています。
昨日生まれた歌が、彼女をまた少し更新していくのを感じた今日でした。
仲条幸一
そして自分のソロ弾き語りで4曲、演奏しました。
ありがとうございました。
へとへとになりましたが、とても楽しいライヴでした。
自分でいうのも傲慢ですが、この自主企画イベントはとても楽しいです。
次回の「一緒鍵命」は9月21日。
出演はaro、てんきあめ、中田真由美、仲条幸一、松本裕(50音順)です。
お楽しみに。
次回ソロ弾き語りライヴは7月30日、四谷天窓の3F、夜です。
それでは。
いじょう!