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昨日の帰り、新宿へ寄る。
ルミネ前のロータリー。
ここで私は、4年ほど前に月一くらいで路上ライヴをしていた。
今と違ってギターを弾いて歌っていた私は、ただただ叫んでいたなあと郷愁。
そしてすぐに、今と大して変わらないことに気づく。
違うのは楽器だけだな。
あるホームレスのことを思い出す。
歌っている私に、啖呵をきってきたホームレス。
「何をやっているんだ」
「お前のやってることには、何の意味もない」
「何も響かない」
そんなことを彼は言ってきた。
当時の私はそれを鵜呑みにすることができず、それはそのまま口論になった。
言い争いになり、
お互いの主張は譲らず
そして2人はそのまま飲みに行くことになった。
ホームレスの方と、さし飲み。
「なぜホームレスをやっているのか」とか
「どうやって生活しているのか」とか
そんなことは一切聞かず、お互いの考え方とか人生観を話した。他愛のない話も多かったけれど。
お酒にめっぽう弱い私は、だんだん訳がわからなくなっていたが、終電で私は帰った。
帰り際に
「今週中に死ぬつもりだったけど、考えんだ」
その言葉にリアリティを感じることは当時の私に感じることはできなかったけれど。
新宿という街の深さを垣間見るには十分で。
私はその日以来、新宿では歌っていない。
彼は今でも元気なんだろうか。
* * *
ともあれ、高田馬場でライヴでした。
お越しいただいた方、対バンの方、ありがとうございました。
8月26日も同じライヴハウスで歌うので、もしよろしければ、誰でもお越しくださいませ
もれなく私の叫びが聴けますよ
昨日のライヴで、小栗旬に似てる、と言われました。
小栗旬って誰だか知らなかったので、ぐぐってみたところ、俳優だった。
なるほど。
みなさんこんばんは、小栗旬です。
いじょう!