ギターを弾く人
数少ない中学校の頃の友人とバーミヤンにご飯を食べにいった。
その友人は中学の頃からプロのギタリストを目指している。
あのころから10年以上経った今も想いは色褪せず、
彼を前へと突き動かしていて、
とてもかっこよかった。
はたしてどれくらいの時が過ぎているのだろうか。
10年前の中学や、
7年くらい前の高校を振り返っても、
その時間そのものに意味はない気がする。
時間は相対的で、
いつだって曖昧だ。
7年前も10年前も1日前も1週間前も
まるでどこかに置いてきてみたみたいに、
少しずつでしか思い出せない。
一日一日をできるだけ引きのばせば、
見つかる量も増えるのかしら。
できることなら落とすのではなくて、
前に放り投げていきたい。
そうすればそのうち出会うかもしれない。
投げた方に歩いていけば、だけど。
いじょう!