形あるもの
は壊れゆく。
あいぽっどは直りませんでした。
このメガネはネジが外れただけなので直ります。
具象性について考える。
芸術とは、抽象的である。
音楽も絵も書道も舞踊も。
現実世界の何かを、創造者がイメージ、構築、表現したもの。
現実の再創造ではない。
現実から切り離すことが目的なのだ。
世間はどのくらい現実に近いか、といったことを重視することもあって、
あんまり非現実すぎると受け止められなかったりするわけだけど、
本来の芸術の性質を考えれば、それは当然のことで。
ドビュッシーは言った。
「音楽は、言葉では表現できないものを表現するためにつくられるのである」
音楽は耳でしか味わえない。
結果として、文学のように言葉や、絵画のような視覚にうったえることができないわけだけど。
それは弱点ではなく、長所として考えることもできる。
音楽は日常脱却の必要がない。
目でみて鼻でかいで、といった五感を使う日常から、聴覚だけの世界へと、聴き手を簡単に連れ込める。
現実から切り離す、という芸術の特性を考えれば、それはむしろもっとも芸術に近づける、ということだ。
これらを踏まえ、
音楽とは日常を分離させているものであり、
客観的に日常を見ることのできるものである、と確信する。
おのずとやらねばならないことが決まってくる、最近です。
いじょう!