仲条幸一のブログ

仲条が感じたり考えたことを書き連ねるブログ

夢でもピアノを弾いていた

ハノン、という練習曲がある。
クラシックのピアノをやっていたら避けられない、定番の練習曲集である。

練習曲集といっても、単純な反復練習。
指の力をつけたり、正しい姿勢を身につけるために用いられる。
ひたすら同じ音型を、繰り返すだけ。


よく音楽的ではないと指摘される。
ハノンは音楽でなくただの音の羅列だから、音楽の本質とずれる。
もっと普通の曲で練習するべきだと。


しかし、最近ハノンが音楽に感じるようになってきた。

ピアノに向かい、同じ指の形で鍵盤の上を移動したり、スケール(音階)練習をする。

指の形とか姿勢とか意識しながら反復練習をしている自分を、
さらに遠くから見ている自分がいて、
どこからどこまでが自分がわからなくなり、
むしろ今の自分はこの発音されている規則的な音なんじゃないか、という酔い。

ドミファソラソファミレファソラシラソファ

ピ    ピ     ピ     ピ

というメトロノームがヒットすることの快感。

メトロノームはそのクリックの音と楽器の音が同時になると、音が消えるように感じる。

Sな私はメトロノームをジャストヒットさせて消す。
Mな私はメトロノームとほんの少しずらして楽しむ。

それがあまりに印象に残るのか、
同じことをしている夢をよく見る。



さて、

これからレイクタウンにいってきます。
今夜はイケメンシンガーソングライター小川恭平くんがレイクタウン前で後悔レコーディングを行うそうです。
僕は遠くから見てます。

いじょう!