仲条幸一のブログ

仲条が感じたり考えたことを書き連ねるブログ

さあ

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ブログを書こう。



最近は図書館が好きだ。
一日5時間以上は図書館で過ごしている。

本がたくさん並んでいる。
じっと眺める。
不思議だ、と直感的に思う。

本を書く人は、
その本に何十、何百、何千もの時間を費やしてるだろうから、
ここにあるのは、たくさんの人の時間の重なり。

図書館の本には、表紙か背表紙の裏に貸出カードがついていて、
過去に、いつ借りたかが参照できる。

私は、新しい本を広げる前には、必ず、それを見る。
年期が入った本ほど、昔に借りられていて、
昭和のころからずーっと並んでいく名前を見ると、なんだかおそろしくなるけれど。


こどものころ、

近くにあった図書館に行って、おどろいた。

なぜ、マンガがないのだ、と。

冷静になって今、考えれば、マンガほどコストパフォーマンスが悪いものもない、と思うけれど、昔はまったくわからなかった。
マンガは本ではないのか、と訳がわからなくなった。
受付の人に文句を言った記憶がある。とんでもないやつだった。

マンガを置いてほしい、とお願いもした。
しかし通ることはなかった。
自分なんかの意見なんて無力だと思いしり、しばらく図書館が嫌いになった。


しばらくして、

学校の宿題で、文庫本を読まなければいけなくなった。

しぶしぶ借りた。

はじめて借りた文庫本は、

赤川次郎の三毛猫ホームズシリーズだった。

なかなかおもしろかった。
小説も悪くないな、とか偉そうに思った。
その図書館にあった三毛猫ホームズシリーズが他に5冊ほどあったので、それをすべて読破した。

しかし他の本に手を出すことはなかったあたり、結局はそんなに興味がなかったんだと思う。



図書館にいると昔の自分を思い出す。

あのころの私と今の私。
いったい何が同じで、何が変わったんだろう。


いじょう!