仲条幸一のブログ

仲条が感じたり考えたことを書き連ねるブログ

こちらの話

一人暮らしをはじめた。
6畳とロフト。
家賃が3万を切るような、なんてことのない、ぼろぼろの部屋。


ここで私は、さなぎになる。



追いつきたい方がいる。
そしてできれば、その人達を追い抜きたい。
この気持ちは、たぶん今しかないし、きっと今しか追い越せない。

心から尊敬する人は、いつだって身近な人だ。
あの変わり者の書家も、あの天才ピアノ弾き語りも、あの教授も。
巡り会えたことに、本当に感謝。


しかし、

同時に、偉そうにも、

負けたくない、と思ってしまう。

認めた人だから追い抜きたい、という訳じゃない。
もはや、これは嫉妬だ。
妬んでるとか、悔しいとか、そういう気持ち以外の他に、表しようがない。
そういうよっぽどリアルな感覚に。
認めてる、なんてどの面さげても、言えない。


過去を振りかえるまでもなく。
今の自分が、どれだけの者なのかを見れば。
今まで歩んできた道が、どれだけたかがしれてたか。
よく分かる。分かってしまう。
そうして見た自分は、まるで透明人間。なーんもない。からっぽからっぽ。
セミの抜け殻だって、もとは何かが詰まっていたのに。
「人生」なんて言うのすらもおこがましい。


なりたい自分は実はある。
作りたい世界観、そのための技術、発想。

それを追究せな。もっともっともっともっと。


以上が、私の一人暮らしを始めた理由。







うーん。


なんか


綺麗事だなあ。
自己陶酔してる。まあそれはいいんだけど。

なんか嘘っぽいな。



なんというか、

もっとシンプルに言えば、

かっこよくなりたいだけだなあ。

もう、みじめな想いはたくさんだ。

俺にも何かを作ることができるんだ、
誰かに何かを与えることが、俺にもできるんだって、
もうさ、いい加減、胸はって言いたいだけだなあ。




自分の行動が間違ってるなんて思っていなくても。
その行動がいろいろな人に迷惑をかけている事実を見て、間違ってない、と言えるだろうか。

だけど、そういうのを押しのけて、結局自分を貫くのだから、
ああ、やっぱりただの陶酔だな。

だったらせめて少しでも満足を。



さあ



溶けよう。



いじょう!