おとしもの

書きたいものが、たくさんあるんだ。

だけど、そこにあったものを忠実に再現できる力がないのか。
それとも、美化したり比喩したり抽象的にしたりする中で色褪せてしまうのか。

よくわからね。

そんな中で作った新曲。

「おとしもの」

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今日は良い日だったのか　それとも悪い日だったのか
景色はいつもと同じで　違うのは雲の形くらい

電車の手すりにかけられた　誰かが忘れた傘がある
大事なもののはずなのに　そのまま　そこに置いてってしまった

そういえば今、目の前に　どれだけの大切なものがあるんだろうか
僕はそれらを大切に出来ているんだろうか
そもそもそれらに気付けているのだろうか

おとしもの　さっきまでポケットに　しまいこんであったもの
もしかして　底の方、穴でも空いてたの？　おかしいな、どこにも見つからないよ

思いだせそうなことはいつも　思い出せないままだなあ
忘れてしまったものは仕方無いな
しなくちゃいけない　ことが　多すぎたんだよ
そんなかっこ悪い言い訳も情けなくて

昨日から　今日まではずいぶんと　遠いところにあるみたい
スピードは　同じで　歩いてきたはずだよ？　だけど今は　ずいぶんと早く感じるんだ
おとしもの　底のないポケットに　僕は今　その景色　つめこんでは
できるだけ　その場所を振り返り　見つけることが　できればいいな

らんらん　るるるー　らんらん　るるるー　
らんらん　るるるー　らんらん　るるるー

それはきっと悲しいけれど

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らんらんるるるー

いじょう！